心身支え健康寿命延伸。運動・農・食・口腔ケア柱に

 私は長年にわたり京都府立大学におきまして、教授として解剖学の教育や神経科学の研究、学長として大学運営に関与し、2006(平成18)年に大学を退職、名誉教授となりました。その後京都府特別参与として、2011年6月に京都地域包括ケア推進機構理事長に就任しました。これは京都府と京都市が全国に先駆けて、高齢者の健康維持を助けるため、39団体の参加を得て各市町村、保健所等との連携のもとに設立された組織です。この3月末に理事長、顧問(1年)を退任しました。

 地域包括ケア推進機構では、三つの重点課題として、認知症プロジェクト、リハビリテーションプロジェクト、在宅看取りプロジェクトを推進しました。認知症は今後わが国でも400万人を数えると推測され、京都オレンジプランが策定され、事業が推進されています。

 大原健幸の郷では介護予防のための四つのプログラムがあります▽総合運動プログラムによる健康改善▽農作業による農業活動を通じての心身の健康増進▽食(栄養)の改善による介護予防▽口腔ケアの推進による認知症の予防―など、高齢者の健康改善に努めたいと思っています。上記の四つのプログラム推進により、高齢者が健康活動を通じて若い人達を含む多世代と交流することにより、社会参加を促していければと思っています。大原健幸の郷のプログラムがうまく推進され、高齢者の健康寿命の延伸がうまく行われるよう努力したいと思います。

大原健幸の郷 館長 井端 泰彦


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